日ごとの聖書(3月 15日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書21:12~22」

そして言われた。「こう書いてある。『わたしの家は、祈りの家と呼ばれるべきである。』ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にしている。」

(マタイによる福音書21章13節)

エルサレム神殿の境内に入られたイエス様は、両替人や鳩を売り買いしている人を追い出します。神殿の中ではローマ皇帝の像が刻まれた通貨は使えませんでした。だから両替が必要でした。また祈祷に必要ないけにえを家から持ってくることが困難な場合、神殿で鳩などが買えると便利だったでしょう。

しかしそれが「商売」になってしまうのです。どんなに目的や趣旨が素晴らしくても、それが「商売」となったときに、神殿にはふさわしくないこととなるのです。教会でも同じようなことに気をつけないといけないかもしれません。

そして祭司長や律法学者たちは、イエス様を賛美する子どもたちに対して腹を立てます。神殿とは何か、わたしたちにとって教会とは何か、この箇所から大いに考えさせられます。