日ごとの聖書(10月 23日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書2:13~25」

イエスは答えて言われた。「この神殿を壊してみよ。三日で建て直してみせる。」

(ヨハネによる福音書2章19節)

イエス様がエルサレム神殿で商人を追い出した記事は、他の福音書にも書かれています。しかしそれらの福音書が伝える時期(イエス様の十字架の直前)とは異なり、ヨハネでは「最初のしるし」の直後の出来事として描かれます。

イエス様が見たのは、犠牲の動物の販売や両替と称して弱い者から搾取する商売人の姿でした。神さまと人とが交わる場所であるはずの神殿はお金によって支配され、腐敗したものとなっていました。

そこで神さまがなされた決断は、「今ある神殿を壊し、新しく建て直す」ということでした。建物ではなくイエス様を通して築かれる新しい神さまとの関係に、人々を導くことでした。そのために、十字架と復活が必要なのです。