日ごとの聖書(7月22日)

本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙11:1~4」

では、尋ねよう。神は御自分の民を退けられたのであろうか。決してそうではない。わたしもイスラエル人で、アブラハムの子孫であり、ベニヤミン族の者です。

(ローマの信徒への手紙11章1節)

パウロは「神は御自分の民を退けられたのであろうか」と問いかけます。これまでの内容を思い返してみると、救いはユダヤ人から異邦人に移ったと考えることができるため、答えは「イエス」になりそうです。

しかしパウロは「ノー」、つまりユダヤ人が完全に退けられたわけではないと書きます。このことは、とても重要なことです。わたしたちはときに、「白か黒か」をはっきりさせたいと願います。

しかし神さまは、憐れみのお方です。何度も何度もチャンスを与えられます。ユダヤ人にも救いの道を残しておられるのです。わたしたちもまた神さまに背いたとしても、神さまは何度だって招いてくださるのです。