本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙二4:1~6」
わたしたちは、自分自身を宣べ伝えるのではなく、主であるイエス・キリストを宣べ伝えています。わたしたち自身は、イエスのためにあなたがたに仕える僕なのです。
(コリントの信徒への手紙二4章5節)
自分は使徒であることを強調するパウロですが、それは決して自分を大きく見せようとするためにしていることではありません。「自分自身を宣べ伝えるのではなく、主であるイエス・キリストを宣べ伝えています」と書いてある通りです。
わたしたちには「キリストの福音」を伝えているつもりが、「自分」を語ってしまうことはないでしょうか。キリスト教の教派によっては、「証し」という自分自身の体験を語る時間を大切にしているところがあります。
しかしそれが、単なる「自分語り」になってしまったら、元も子もなくなるのです。わたしたちは神さまの栄光を賛美し、イエス様を通して示された神さまの愛を伝えていくことを求められているのです。