日ごとの聖書(1月13日)

本日の通読箇所「詩編7:13~18」

災いが頭上に帰り 不法な業が自分の頭にふりかかりますように。

(詩編7編17節)

「自業自得」という言葉があります。また「天に向かって唾を吐くと己にかかる」という言葉もあります。悪いことをしてしまった人には天罰が降るということでしょうか。そのような人は、自らに対して裁きを招いているということになるのでしょう。

旧約の時代には、善いことをした人には祝福が、悪いことをした人には罰が与えられると考えられていたために、このような祈りは当たり前の様にされていました。では貧しいことや病気など、苦しみの中にある状況が、「悪いことをした」とは結び付くのでしょうか。

イエス様は、「因果応報」ではないとはっきり教えられました。特につらい状況にあるときに、「あなたの普段の行動が悪いからそうなったのよ」と言われたらショックを受けます。罪ある者が災いを受けるとすれば、誰一人として逃れることはできないのです。