本日の通読箇所「詩編22:4~9」
「主に頼んで救ってもらうがよい。主が愛しておられるなら 助けてくださるだろう。」
(詩編22編9節)
昨日の箇所では嘆いた作者ですが、4~6節では主への信頼を歌います。目の前の苦難に恐れ戸惑いながらも、神さまへの信頼を忘れない。十字架上でのイエス様も、そのような心境であったようです。
「そこを通りかかった人々は、頭を振りながらイエスをののしって、言った。(マタイ27:39)」、「神に頼っているが、神の御心ならば、今すぐ救ってもらえ。『わたしは神の子だ』と言っていたのだから。(マタイ27:43)」
イエス様の十字架の場面が、この詩の中にすでに描かれています。この詩編22編を祈ることは、イエス様の受難のシナリオをなぞることです。だから復活前主日や受苦日には、この詩編を唱えるのです。