日ごとの聖書(2月16日)

本日の通読箇所「詩編22:10~19」

わたしを遠く離れないでください 苦難が近づき、助けてくれる者はいないのです。

(詩編22編12節)

この詩の12節と20節には、「わたしを遠く離れないでください」という願いが出てきます。主への信頼を語りながらも、「なぜわたしをお見捨てになるのか」という嘆きが顔を出すからです。わたしたちにも経験があると思います。

イエス様は十字架の上で、この詩を祈られました。苦難が近づく、それは死が近づいてきたことを意味します。「彼らはイエスを十字架につけると、くじを引いてその服を分け合い、(マタイ27:35)」という状況も、イエス様はご覧になります。

イエス様が苦しみの中で祈り続けられたのは、わたしたちの苦しみや祈りもその身に引き受けるためでした。「どうして神さまは応えてくれないのか」というわたしたちの思いを背負い、共に祈るためだったのです。