本日の通読箇所「詩編37:21~26」
人は倒れても、打ち捨てられるのではない。主がその手をとらえていてくださる。
(詩編37編24節)
22節に、「神の祝福を受けた人は地を継ぐ。神の呪いを受けた者は断たれる」という言葉があります。神さまから祝福されたイスラエルの人々には、約束の地が与えられるという希望がありました。
ただそれは、イスラエルの人を一方的に「正義」と見たときです。その土地に以前から住んでいる人にしたら、その希望は悪夢に変わってしまいます。さらに信仰の違いを、「主への反乱」だとされたら、たまったものではないでしょう。
詩編を読むときも、世界の情勢をみるときも、どちらか一方に偏った見方ではなく客観的に見る習慣をつけていきたいものです。「神さまは悪人にも善人にも雨を降らせてくださる」ことを忘れてはなりません。