日ごとの聖書(6月 28日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書1:26~38」

天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」

(ルカによる福音書1章28節)

次に神さまは、ナザレにいるマリアの元に天使ガブリエルを遣わされます。彼女はヨセフという男性のいいなずけであり、おとめでした。二人は婚約しており、同居はしていないものの、法的には実質的な夫婦とみなされていたようです。

結婚した後であれば、子どもができることは神さまの祝福であり喜びだったことでしょう。しかし前回のエリサベト同様、マリアにとってもこのことは、「ありえない」出来事でした。「男の人を知りませんのに」というマリアの言葉が、それを物語っています。

神さまはこのようにマリアに関与して、救い主の誕生へと導いていきます。彼女は一人の信仰者として神さまにすべてを委ね、神さまのみ心のままに歩んでいこうと決心します。