日ごとの聖書(8月7日)

本日の通読箇所「出エジプト記5:10~19」

彼は言った。「この怠け者めが。お前たちは怠け者なのだ。だから、主に犠牲をささげに行かせてくださいなどと言うのだ。

(出エジプト記5章17節)

最初の交渉の結果は、散々たるものでした。ファラオはイスラエルの民を去らせるどころか、さらなる重労働を課したのです。たまらないのは労働者です。ただでさえ厳しい仕事がさらに厳しくなったのですから。

イスラエルの下役たちは、ファラオに訴えました。ファラオが任命した「追い使う者たち」が、重労働を課すことによって罪を犯していると。彼らはその命令が、ファラオから出ていたことを知らなかったようです。

下役たちは、事の発端が「主に犠牲をささげに行かせてください」という願いにあることを知りました。それもモーセという、自分たちと苦楽を共にしてきた仲間ではない人物が言った言葉のようです。彼らは怒りを覚えたことでしょう。