日ごとの聖書(8月28日)

本日の通読箇所「出エジプト記12:21~28」

こう答えなさい。『これが主の過越の犠牲である。主がエジプト人を撃たれたとき、エジプトにいたイスラエルの人々の家を過ぎ越し、我々の家を救われたのである』と。」

(出エジプト記12章27節)

モーセは神さまが命じた通りのことを、イスラエルの長老たちに伝えます。まず家族ごとに羊を過越のいけにえとして屠ること、そしてヒソプを使って羊の血を入り口の鴨居と二本の柱に塗ることを命じます。

神さまがエジプト人を打つために行き巡るときに、そのしるしを見て過ぎ越すためです。この出来事を「主の過越」と呼び、それを記念する祭りを「過越祭」と呼ぶことになります。

もう一つモーセは、長老たちに命じました。それはこの儀式を子孫たちに、掟としてとこしえに守らなければならないということ、そしてその意味を伝え続けなければならないということです。イスラエルの民としてのアイデンティティを守ることが、重要視されるのです。