本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙3:21~26」
すなわち、イエス・キリストを信じることにより、信じる者すべてに与えられる神の義です。そこには何の差別もありません。
(ローマの信徒への手紙3章22節)
「ところが今や」、とパウロは語り始めます。これまでパウロはユダヤ人の罪に言及し、律法によっては誰一人として正しい者になることができない人間の姿をあらわにしてきました。
その言葉を聞いたときに、わたしたちの心は沈み、暗闇の中に落とされてしまいます。しかしここで、パウロは語り始めるのです。「ところが今や」と。神さまは、信じる者に神さまの義を与えられるというのです。
神さまはイエス様を遣わし、その贖いの業を通して、律法による義ではなく信仰による義を示されました。「今まで人が犯した罪を見逃して」という神さまの思いが、ここにあるのです。