本日の通読箇所「ルカによる福音書23:6~12」
彼はイエスを見ると、非常に喜んだ。というのは、イエスのうわさを聞いて、ずっと以前から会いたいと思っていたし、イエスが何かしるしを行うのを見たいと望んでいたからである。
(ルカによる福音書23章8節)
1973年に公開され、今もロック・オペラとして公演されている「ジーザス・クライスト・スーパースター」という作品があります。この中でヘロデは、大変ユニークな描き方がされています。
「ヘロデの尋問」については、ルカ福音書にしか記されていません。しかしそこに描かれているのは、好奇心旺盛で、興味本位の目でイエス様を知ろうとするヘロデの姿です。その姿は、わたしたちと重なることもあるかもしれません。
イエス様はヘロデに対し、何もしるしを見せなかったばかりか、何もお答えになりませんでした。荒れ野の誘惑のときに「神を試してはならない」と言われたイエス様の姿を思い起こします。