日ごとの聖書(11月 6日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書6:60~71」

このために、弟子たちの多くが離れ去り、もはやイエスと共に歩まなくなった。

(ヨハネによる福音書6章66節)

今日の場面の最初に、弟子たちのこのような言葉があります。「実にひどい話だ。だれが、こんな話を聞いていられようか」。これを言ったのは「弟子たちの多くの者」と書かれていますが、「こんな話」とは何のことでしょうか。

聖書には、多くの「つまずきの石」が散らばっています。嵐を静めた話、わずかな食べ物で多くの人を満腹させた話、悪霊を追い出した話、病人がいやされた話、死者がよみがえった話。そして何よりもイエス様の降誕と復活は、多くの人にとって「つまずきの石」となるのです。

神さまはあえて、わたしたちの前に「つまずきの石」を置かれます。そしてわたしたちがイエス様に対し、「あなたは永遠の命の言葉を持っておられます。あなたこそ神の聖者であると、わたしたちは信じ、また知っています」と告白するのを待っておられるのです。