日ごとの聖書(11月 5日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書6:41~59」

わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、いつもわたしの内におり、わたしもまたいつもその人の内にいる。

(ヨハネによる福音書6章56節)

キリスト教がまだ公認されていなかった頃、その礼拝の様子を伝え聞いた人たちは、恐怖を覚えたそうです。「彼らは人の肉を食べ、人の血を飲んでいる。とても恐ろしい儀式をしているようだ」と。

わたしたちも聖餐式の中で、「あなたのために与えられた主イエス・キリストの体」という言葉とともにパンを受け取り、「あなたのために流された主イエス・キリストの血」という言葉とともに杯を手にします。

この「肉」と「血」の解釈はカトリックやプロテスタントで違いがあるものの、「わたしたちを生かす」ために与えられたものであることは確かです。そしてそれは、魔術でも怪しい儀式でもなく、神さまからのお恵みなのです。