日ごとの聖書(9月 10日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書17:11~19」

その中の一人は、自分がいやされたのを知って、大声で神を賛美しながら戻って来た。そして、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。この人はサマリア人だった。

(ルカによる福音書17章15~16節)

新共同訳聖書で「重い皮膚病」と訳されていた言葉は、新しい聖書では「規定の病」と変わりました。彼らは宗教上「汚れている」とされ、共同体から追い出され、病気にかかっていない人との接触を禁じられていました。

その彼らが遠くから、イエス様に憐れみを求めます。イエス様は彼らのそばに行くこともなく、祭司に体を見せに行くように言います。「規定」では祭司が「清い」と判断すれば、元の生活に戻ることが許されるからです。

彼らは祭司の元に行く途中、いやされました。10人のうち9人は、そのまま祭司の元に急ぎました。社会復帰がそのことによってできるからです。しかし一人のサマリア人だけは、イエス様の元に戻ってきました。神さまを賛美するためです。彼はその結果、本当の救いへと導かれました。