日ごとの聖書(2月21日)

本日の通読箇所「使徒言行録10:9~16」

すると、また声が聞こえてきた。「神が清めた物を、清くないなどと、あなたは言ってはならない。」

(使徒言行録10章15節)

コルネリウスは天使が言った通りに召使いと兵士を遣わして、ペトロを招こうとしていました。その同じとき、ペトロには幻が示されました。彼が見たのは、天が開き、大きな布のような入れ物が四隅でつるされ、降りてくる様子でした。

中に入っていたのは、四つ足の獣、地を這うもの、空の鳥でした。レビ記11章には食物規定が書かれていますが、たとえば豚は汚れているもの、禿鷲は忌むべきものなので食べてはいけないとされていました。そのため、「食べなさい」という声にペトロは躊躇します。

そのペトロに対し、「神が清めた物を、清くないなどと、あなたは言ってはならない」という声が聞こえてきます。人間の思いを超えた神さまの思いが、ここに示されています。これも、「新しい契約(新約)」なのです。