本日の通読箇所「ヨハネによる福音書6:22~40」
イエスは言われた。「わたしが命のパンである。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない。
(ヨハネによる福音書6章35節)
「御利益宗教」という言葉があります。その宗教を信じることで、自分に利益が与えられるという意味ですが、わたしたちの信仰は神さまに対して、ご利益だけを求めてはいないでしょうか。
5000人の供食を目にした人々は、イエス様を捜します。彼らはイエス様を、自分たちの王にしようとしました。ユダヤ人という枠組みに入った人だけを、救いに導いてくれる救い主になって欲しかったのです。
しかしイエス様は、目に見えるパンで自分の周りの人だけを救う方ではありませんでした。命のパンとなってすべての人を救うことが、神さまのみ心であり、イエス様の歩む道だったのです。すべての人とは、すべての場所や時代に生きる人々のことです。