日ごとの聖書(5月9日)

本日の通読箇所「使徒言行録24:1~9」

実は、この男は疫病のような人間で、世界中のユダヤ人の間に騒動を引き起こしている者、『ナザレ人の分派』の主謀者であります。

(使徒言行録24章5節)

ヘロデの官邸にいるパウロの元に、大祭司アナニア、長老たち、弁護士テルティロがやってきました。それはパウロが到着してから5日後のことです。きっといろいろ作戦を立てていたのでしょう。

最初にテルティロが語ったのは、総督フェリクスに対するお世辞でした。社交辞令なのかもしれませんが、まず総督のご機嫌を取って自分たちの言いたいことを言うのです。わたしたちもそういうことをすることはないでしょうか。

そしてパウロのことを「疫病のような人間」だと、訴えます。確かにパウロによって自分たちにとっては厄介な考えが広まったのは事実です。福音の伝達がこのように言われるのは、ちょっと心外です。