日ごとの聖書(3月12日)

本日の通読箇所「創世記19:6~14」

実は、わたしたちはこの町を滅ぼしに来たのです。大きな叫びが主のもとに届いたので、主は、この町を滅ぼすためにわたしたちを遣わされたのです。

(創世記19章13節)

ロトは客人(二人の御使い)を守ろうとします。中近東では、どんなことがあっても客人を守るという習慣があったようです。しかしロトの自分の娘を差し出すという提案は、読んでいてあまり気分のよいものではありません。

当時、娘の社会的な地位は低かったとはいえ、父親としてこの行為はどうなのか、というのが正直な気持ちです。ロトは交渉の手段として、娘を差し出すということを口にしたにすぎず、本意ではなかったと解釈する人もいますが、果たしてどうだったのでしょうか。

結局、交渉は決裂しました。御使いはすぐにロトを守ります。そしてロトの娘や婿たちに、すぐにソドムから離れるように声をかけます。しかし婿たちは、そのことを信じることができませんでした。しかし婿たちが信じていたとしても、「10人」には届きませんでした。