本日の通読箇所「創世記32:14~22」
『あなたさまの僕ヤコブも後から参ります』と言いなさい。」ヤコブは、贈り物を先に行かせて兄をなだめ、その後で顔を合わせれば、恐らく快く迎えてくれるだろうと思ったのである。
(創世記32章21節)
ヤコブの策は、まず一族、羊と牛、らくだを二組に分けるというものでした。もしエサウが襲ってきても一組は無事だろうということです。そしてもう一つは、群れと群れの間には距離を置き、それぞれの僕にこのように言わせるということです。
「これは、あなたさまの僕ヤコブのもので、御主人のエサウさまに差し上げる贈り物でございます。ヤコブも後から参ります」。エサウは群れに出会うたびに、この言葉を聞くのです。
これが吉と出るか凶と出るか、策士策に溺れるという言葉がありますが、ヤコブの運命やいかに。ただみんなを先に行かせて自分は安全なしんがりを進むヤコブの姿は、あまり好きにはなれません。