日ごとの聖書(10月19日)

本日の通読箇所「出エジプト記24:5~8」

モーセは血を取り、民に振りかけて言った。「見よ、これは主がこれらの言葉に基づいてあなたたちと結ばれた契約の血である。」

(出エジプト記24章8節)

聖餐式の中に、このような言葉があります。「皆この杯から飲みなさい。これは罪の赦しを得させるようにと、あなたがたおよび多くの人のために流すわたしの新しい契約の血です」。これは最後の晩餐のときの、イエス様の言葉でした。

今日の場面でも、契約に血が用いられています。神さまは契約の書に書かれた契約をイスラエルの民に与え、イスラエルの民はその契約を守るという誓いを神さまに対してします。その仲介をモーセがおこなっているのです。

ユダヤ教を含む多くの宗教では、「いけにえ」をささげることで神さまと和解したり、神さまを宥めたり、といったことをします。その度に血が流されるのですが、イエス様の十字架の血によって、キリスト教では動物の血を用いることはなくなりました。