日ごとの聖書(11月 7日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書7:1~9」

公に知られようとしながら、ひそかに行動するような人はいない。こういうことをしているからには、自分を世にはっきり示しなさい。

(ヨハネによる福音書7章4節)

ヨハネ福音書の舞台は、ガリラヤからエルサレムへと移っていきます。そこにはイエス様の兄弟たちもいました。彼らはイエス様に対し、「人々の前で自分を世に現したらどうだ」と言います。

ガリラヤでのイエス様の言動を目の当たりにしてきた彼らは、エルサレムというユダヤの中心地で不思議な業をおこなった方が、何かをおこなうのに手っ取り早いのではないかと進言したのでしょうか。しかしそもそも彼らは、イエス様を信じてはいませんでした。

兄弟たちはイエス様のそばにいつもいたので、イエス様のことを何でも知っていると思っていたのでしょう。しかし一番肝心なところの理解が、できていなかったのです。「世間が認めれば、認めてやってもいい」という思いもあったのかもしれません。