日ごとの聖書(3月1日)

本日の通読箇所「詩編28編」

主よ、あなたを呼び求めます。わたしの岩よ わたしに対して沈黙しないでください。あなたが黙しておられるなら わたしは墓に下る者とされてしまいます。

(詩編28編1節)

「救いの祈願と感謝」:救いを求める祈りです。遠藤周作が書いた「沈黙」という小説があります。禁教令の中、宣教師やキチジローたちの信仰や心の動きを描いた作品です。二度映画化もされたので、ご存じの方も多いと思います。

「神さまは黙して語ってくれない」、苦難に陥った時に、そのように思うことがあります。わたしの声に耳を傾けてください、救いをお与えくださいという切なる願いが、この詩編には込められています。

聖歌128番「イェスきみイェスきみ み救いに」は、大斎節の曲の中にあってとても明るさを感じさせる曲です。「主よ 主よ 聴きたまえ」という願いの中に「主は必ず聞いてくださる」という確信があるときに、わたしたちの祈りは神さまに届けられるのでしょう。