本日の通読箇所「ヨハネによる福音書10:7~21」
わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。
(ヨハネによる福音書10章11節)
ユダヤ地方では、羊は珍しい動物ではありません。羊飼いも一般的な職業です。それではもし当時のユダヤの人たちに、「あなたはどんな人が良い羊飼いだと思いますか?」と質問したら、どのような答えが返って来たでしょうか。
「草が多く生えているところや水場に羊たちをうまく導ける人」、「群れの数を上手に増やせる人」、中には「強い群れにするために弱い羊を切り捨てる人」という答えもあったのかもしれません。
しかしイエス様は、良い羊飼いとは「羊のために命を捨てる人」だと言われます。そしてその目的は、羊が命を豊かに得るためです。その良い羊飼いとは、十字架に向かわれたイエス様ご自身です。では羊とはだれのことでしょうか。そう、わたしたちのことです。