日ごとの聖書(5月14日)

本日の通読箇所「創世記33:12~20」

ヤコブはスコトへ行き、自分の家を建て、家畜の小屋を作った。そこで、その場所の名はスコト(小屋)と呼ばれている。

(創世記33章17節)

ヤコブの帰還を受け入れたエサウは、2点のことを提案します。それは、①一緒に旅をすること、②自分の従者を何人かヤコブのところに残しておくことでした。しかしヤコブはいずれの申し出も丁重に断ります。

その断った理由は、実はヤコブはエサウの住むセイルに一緒に戻る気はなかったからでした。ヤコブはセイルとは違う場所に行き、そこに小屋(スコト)を建てました。そのためヤコブが行った場所は、スコトと呼ばれるようになります。

エサウはまた騙されたということなのでしょうか。聖書には、エサウが怒ってヤコブを探し回ったという記載はありません。エサウもヤコブがついて来ないことは、薄々気づいていたのでしょう。そして離れて暮らす方が平和だということも、知っていたのかもしれません。