日ごとの聖書(10月 1日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書22:14~23」

それから、イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えて、それを裂き、使徒たちに与えて言われた。「これは、あなたがたのために与えられるわたしの体である。わたしの記念としてこのように行いなさい。」

(ルカによる福音書22章19節)

聖餐式の司式の中で、「感謝聖別文」と「分餐のときの言葉」を唱えるときに、わたしはいつも緊張します。2000年前の「主の晩餐」でイエス様がなさった出来事を思い起こすからです。

イエス様は「わたしの記念として」、「このように」おこないなさいと弟子たちに命じました。それが現在も世界のいたるところでおこなわれていることに、感動と驚きを覚えます。

司祭用の大きなウエハース(パン)には、十字架のイエス様が刻まれています。その大きなパンを、「わたしたちがパンを裂くとき」と言いながら二つに割ります。文字通り、イエス様の体が裂かれるのです。その「裂かれる」出来事があって初めて、わたしたちは「キリストの体にあずかります」と言えるのです。