本日の通読箇所「創世記38:20~26」
ユダは調べて言った。「わたしよりも彼女の方が正しい。わたしが彼女を息子のシェラに与えなかったからだ。」ユダは、再びタマルを知ることはなかった。
(創世記38章26節)
ユダは「代金」である子山羊をタマルに送ろうとします。保証の品として渡した、印章と杖を取り戻したかったということもあるでしょう。しかしユダがタマルと出会った場所には、そもそも神殿娼婦などいなかったそうです。
そんな時、タマルが身ごもったという知らせが、しゅうとであるユダの耳に入りました。売春は大罪です。男性の買春も変わらないとは思いますが、当時は女性しか罪に問われなかったようです。
タマルはユダの元に人を送って、彼の持ち物である印章と杖を確かめさせます。ここでユダは、自分が遊女だと思って入った女性がタマルであることを知るのです。タマルには子孫が出来たので、もうシェラを与える必要はなくなりました。