日ごとの聖書(12月 28日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書20:24~31」

それから、トマスに言われた。「あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。また、あなたの手を伸ばし、わたしのわき腹に入れなさい。信じない者ではなく、信じる者になりなさい。」

(ヨハネによる福音書20章27節)

弟子たちの真ん中にイエス様が来られたとき、トマスはその場にいませんでした。彼には後に「疑い深いトマス」というあだ名がつけられますが、彼は他の弟子たちの言うことを信用しませんでした。自分の目で確かめないと、信じないと言ったのです。

トマスは「ディディモのトマス」とも呼ばれます。「ディディモ」とは「双子」のことです。双子のもう一人は、誰なのか分かりません。よく言われるのは、そのもう一人の双子はわたしたち自身だということです。

わたしたちには、いつも復活のイエス様が手を差し伸べてくださっています。しかし目に見えないから、なかなか信じることができない。でもトマスの元に八日後に来られたように、あらゆる場面でわたしたちは確かにイエス様に出会っているのです。