日ごとの聖書(6月11日)

本日の通読箇所「創世記40:16~19」

三日たてば、ファラオがあなたの頭を上げて切り離し、あなたを木にかけます。そして、鳥があなたの肉をついばみます。

(創世記40章19節)

料理役の長は給仕役の長が、「元の職に戻ることができる」とヨセフに言われているのを聞きました。彼はきっと大きな期待を抱きながら、ヨセフに自分が見た夢を説明したのではなかったでしょうか。

しかしヨセフの夢の解き明かしは、残酷なものでした。ファラオはきっとあなたを処刑するだろうと、ヨセフは伝えたのです。料理役の長はどのような気持ちで、ヨセフの言葉を聞いていたでしょうか。

三日後に処刑されることを直接伝えることは、正しいことだったのでしょうか。夢の解き明かしは神さまからのメッセージなので、それを伝えることは大事です。しかし死へのカウントダウンまで正直に話すヨセフには、何か冷たい印象を感じます。