日ごとの聖書(12月 29日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書21:1~14」

イエスは言われた。「舟の右側に網を打ちなさい。そうすればとれるはずだ。」そこで、網を打ってみると、魚があまり多くて、もはや網を引き上げることができなかった。

(ヨハネによる福音書21章6節)

21章に入り、舞台はティベリアス湖畔に移ります。ティベリアス湖とは、ガリラヤ湖の別名です。つまり彼らはエルサレムを離れ、地元であるガリラヤに戻ったということです。聖霊を与えられ、喜びであふれていたはずの彼らに何が起こったのでしょうか。

彼らはもしかしたら、エルサレムで挫折を味わい、ガリラヤに戻らざるを得なかったのかもしれません。あるいはユダヤ人たちに捕らえられるのを恐れ、逃げたのかもしれません。しかしその場にも、復活のイエス様が来てくださいました。

漁師である彼らに網を降ろすように命じ、舟を魚で一杯にする様子は、ルカ5章1~11節を思い起こさせます。つまずいてしまった彼らに、イエス様はまた前を向いて歩む力を与えて下さったのです。わたしたちの元にも、イエス様は何度でも来てくださいます。