本日の通読箇所「詩編34:1~8」
わたしは主に求め 主は答えてくださった。脅かすものから常に救い出してくださった。
(詩編34編5節)
「救われた者の感謝と教え」:個人的な救いへの感謝です。この詩はアルファベットによる詩です。つまりいろは歌のような教示的内容になっています。また表題には詳しく、詩が読まれたときの状況が書かれています。
「ダビデがアビメレクの前で狂気の人を装い、追放されたときに」と書かれていますが、これはサムエル記上21章11~16節の記述が元になっています。ただしダビデが恐れたのはアビメレクではなく、ガトの王アキシュですが。
主に頼るしかないその状況を、詩編では「貧しい人」と表現します。自分の力で歩むことができないことを知ったときに、本当の意味で主にすべてを委ねることができるのです。このことを覚えながら、聖歌571番を歌ってみてもいいかもしれません。