本日の通読箇所「詩編35:1~6」
わたしに追い迫る者の前に 槍を構えて立ちふさがってください。どうか、わたしの魂に言ってください 「お前を救おう」と。
(詩編35編3節)
「不当に訴えられた者の祈り」:個人的な救いを求める祈りです。この詩の中で作者は、武装した敵からの救いを求めています。主に対して、「戦ってください」、「助けてください」、「立ちふさがってください」と願うのです。
わたしたちは祈りの中で、「あの邪魔な人の存在を消してください」とは祈らないと思います。しかし個人的な救いを求めるがあまり、どこかで「敵」を排除したいという気持ちが出て来るかもしれません。
イエス様は敵のためにも祈りなさいと命じられました。そしてご自分は十字架の上で、「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです」と祈られました。このイエス様の姿を、わたしたちは忘れてはならないと思います。