日ごとの聖書(3月25日)

本日の通読箇所「詩編37:1~11」

沈黙して主に向かい、主を待ち焦がれよ。繁栄の道を行く者や 悪だくみをする者のことでいら立つな。

(詩編37編7節)

「義人と悪人の行く末」:牧会的な詩編です。教示的なアルファベット詩であり、悪人を打ち倒し義人に報いてくださる主への信頼と忍耐を教える詩となっています。不条理に対する疑問に答える形にもなっていると言えるでしょう。

最初の1~9節は、かなり命令調になっています。「いら立つな」、「うらやむな」、「ゆだねよ」、「まかせよ」といった言葉が並びます。作者の周りには、もう我慢の限界だという人たちも多くいたのでしょう。

その中で、「主に望みをおく人は、地を継ぐ」という言葉がでてきます。地とは約束の地を示していますが、希望を象徴的に表す言葉でもあります。その希望を確かなものとするために、わたしたちはどうあるべきかを教えるのです。