本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一4:14~21」
あなたがたが望むのはどちらですか。わたしがあなたがたのところへ鞭を持って行くことですか、それとも、愛と柔和な心で行くことですか。
(コリントの信徒への手紙一4章21節)
パウロはここで、このような厳しい勧告をするのはあなたがたが「愛する自分の子ども」なのだからだと書きます。パウロは決してコリントの人たちをやみくもに非難しているのではありませんでした。
彼は「養育係」として、彼らをキリストに導く使命をもっていました。ユダヤには「養育係」という人がいて、子どもをしかるべき年齢に達するまで導いていました。多くは奴隷がその役割を任されていました。
パウロは自らを養育係と考え、「わたしに倣う者になりなさい」と呼びかけます。パウロを通して、キリストに倣うためです。わたしたちには、聖霊が養育係として与えられています。わたしたちも聖霊を通して、キリストに倣う者となりましょう。