本日の通読箇所「詩編113編」
日の昇るところから日の沈むところまで 主の御名が賛美されるように。
(詩編113編3節)
「いと高き主の慈愛」:賛歌です。この113編から118編は、ハレルと呼ばれる詩編歌集です。これらは特に出エジプト記の出来事について書かれているので、「エジプトのハレル」と呼ばれることもあります。
この詩編は特に、過越祭の際に歌われたと言われます。「ハレル」とは「たたえる」という意味で、神さまが働かれるときに何が起こるのか述べながら、神さまを賛美します。7~9節が、神さまがなさることです。
「弱い者」、「乏しい者」、「子のない女」を引き上げるという記述は、ハンナの祈り(サムエル記上2:1~)やマリアの賛歌(ルカ1:46~)を思い起こします。イエス様のナザレでの最初の説教(ルカ4:18~19)も、同じような視点で語られています。




