日ごとの聖書(4月12日)

本日の通読箇所「創世記26:15~25」

イサクは、そこに祭壇を築き、主の御名を呼んで礼拝した。彼はそこに天幕を張り、イサクの僕たちは井戸を掘った。

(創世記26章25節)

乾燥地帯であったこの地域では、農業を生業としている人たちと遊牧民との間で、水をめぐる争いが頻発していたのでしょう。遊牧民は井戸を埋められると、他の土地を探さなければなりません。

イサクは生きていくために、強奪や徹底抗戦ではなく、退避を選んだようです。争いがおこらなくなるまで場所を変えて井戸を掘り続けた、そのように読むことができるからです。

そしてイサクは、ベエル・シェバに行きます。そこはイサクの父アブラハムが、ゲラルの王アビメレクと契約を交わした地でした。その契約も井戸(水)に関するものでした。またそのとき将軍ピコルも、アビメレクと共にいました。