日ごとの聖書(7月6日)

本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙7:13~17」

そして、そういうことを行っているのは、もはやわたしではなく、わたしの中に住んでいる罪なのです。

(ローマの信徒への手紙7章17節)

朝起きて、「今日こそは悪いことをしないぞ。良くない思いも絶対持たないぞ」と決意しても、夜になって振り返ってみると悲しい思いをすることがしばしばです。心の中までずっと清くいられることなど、なかなか出来ないのです。

性善説と性悪説という言葉があります。人は生まれながら善なのか、それとも悪なのか。自分のことを振り返ると、パウロが言うように心の中に罪が住みついているようにも思えてしまいます。

しかし「どうせ自分は生まれながらにして悪い人間なのだから、何をしたって一緒さ」ということではありません。パウロが繰り返し言っているのは、人間がそのように罪深いにも関わらず、手を差し伸べて下さる方がいるということです。