日ごとの聖書(5月 17日)

本日の通読箇所「マルコによる福音書8:1~10」

群衆がかわいそうだ。もう三日もわたしと一緒にいるのに、食べ物がない。

(マルコによる福音書8章2節)

イエス様の周りにはたくさんの群衆がいました。病気をいやすために手を置いてほしいと願う人もいたでしょう。イエス様の語る言葉にじっと耳を傾ける人たちもいたと思います。今日の物語は、そんな群衆へのイエス様の憐れみからスタートします。

群衆は三日も食べてなかったということです。その彼らの空腹に気づいたのは、他ならぬイエス様でした。群衆が「お腹が空いた」と訴えたわけでも、弟子たちが「何とかしてあげて」と頼んだわけでもありませんでした。

「群衆がかわいそうだ」、その一方的な思いの中で、イエス様は4000人を満腹にさせるという奇跡をおこなわれました。その憐れみの目は、わたしたちにも向けられています。