日ごとの聖書(5月 26日)

本日の通読箇所「マルコによる福音書10:13~16」

はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。

(マルコによる福音書10章15節)

弟子たちは子どもたちを連れて来た人々を叱ります。それを見てイエス様は、憤られます。ここで「憤る」と訳された言葉は、大変強い怒りをあらわします。いつまでも排他的な弟子たちの態度が許せなかったのでしょう。

イエス様は「子どものように神の国を受け入れる人でなければ」と言われます。子どもを受け入れることと、神の国を受け入れることとは同じなのです。自分にとって小さな存在、価値のないようなものを受け入れることこそ、神の国を受け入れることです。

また、わたしたちが子どものようになることも、イエス様は求められています。当時子どもは、何もできない存在として扱われていました。自分たちに与えられた恵みに頼らなければ生きていけない、そのような子どものために、神の国はあるのです。