日ごとの聖書(6月 6日)

本日の通読箇所「マルコによる福音書12:28~37」

イエスは律法学者が適切な答えをしたのを見て、「あなたは、神の国から遠くない」と言われた。もはや、あえて質問する者はなかった。

(マルコによる福音書12章34節)

今日の箇所と同じような内容の物語(並行箇所)が、マタイ22:34~40、ルカ10:25~28に書かれています。この三つの福音書を見比べてみると、二つの大きな特徴がマルコ福音書には見られます。

マタイとルカに出てくるのは律法の専門家でマルコ福音書は律法学者。それは大した違いではありません。ところがマタイ・ルカが「イエスを試そうとして」質問しているのに対し、マルコ福音書の律法学者はそのような考えを持っていません。

さらにイエス様は適切に答える律法学者を見て、「あなたは、神の国から遠くない」と褒めます。彼はイエス様に、神を愛し、隣人を愛することはすべてのことに優ると答えました。そのことこそが、神さまの望まれていることなのです。