日ごとの聖書(10月13日)

本日の通読箇所「出エジプト記23:6~9」

あなたは寄留者を虐げてはならない。あなたたちは寄留者の気持を知っている。あなたたちは、エジプトの国で寄留者であったからである。

(出エジプト記23章9節)

裁判のことがここまで書かれているということは、正しいことがおこなわれず、賄賂がはびこっていたという裏返しです。ただ日本の状況をみても、裁判が真の意味で公正なのか、首をかしげたくなることもあるのが事実です。

正しき者の言い分がゆがめられ、罪なき者や正しき者が殺されるということを、神さまは望まれていないということです。たとえ貧しい人の訴訟であったとしても、憐れみから裁きを曲げることは、神さまの正義に反することなのです。

「寄留者をいたわるように」、この考え方はイスラエルの人たちに浸透していました。ただし旧約聖書を見る限り、彼らはかなり好戦的な部族のように思えますが。「旅人」に対する姿勢とは別なのでしょうか。