日ごとの聖書(4月 6日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書26:36~46」

そして、彼らに言われた。「わたしは死ぬばかりに悲しい。ここを離れず、わたしと共に目を覚ましていなさい。」

(マタイによる福音書26章38節)

今日の箇所には、「悲しむ」イエス様の姿が描かれています。イエス様は何を悲しんでおられるのでしょうか。ご自分が十字架に向かわなければならないことに対してでしょうか。それとも飼い主のいない羊のような群衆から離れなければならないからでしょうか。

悲しみの中で、イエス様は祈られます。それは父である神さまのみ心を知るためでした。「できることなら、この杯をわたしから過ぎ去らせてください」というイエス様の祈りが胸に突き刺さります。

またイエス様はゲツセマネに一人では行かれませんでした。三人の弟子を連れて行き、「共に目を覚ましていなさい」と言われます。結局弟子たちは眠ってしまいましたが、イエス様は彼らに一緒にいて欲しかったのです。