日ごとの聖書(7月 6日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書2:39~52」

すると、イエスは言われた。「どうしてわたしを捜したのですか。わたしが自分の父の家にいるのは当たり前だということを、知らなかったのですか。」

(ルカによる福音書2章49節)

ユダヤ人の男子は13歳で「律法の子」とされ、一人前とみなされていました。この時のイエス様は12歳なので、成人の一歩手前と考えることが出来ます。イスラエルの成人男子は年に三回エルサレムに行き、祭りに参加することが義務付けられていました。

イエス様の両親も、毎年エルサレムに行っていたようです。ナザレから100㎞以上離れた場所まで、彼らは地域ぐるみで移動していました。だから近くに我が子がいなくても、「どこかの家族と一緒に歩いているだろう」と思っていたのでしょう。

しかしイエス様は、神殿に残っていました。そればかりか、教師たちの真ん中で話を聞き、質問もしていたようです。イエス様には神さまから知恵が与えられ、ご自分は神さまの家に属する者だと認識されたのです。