日ごとの聖書(7月 5日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書2:22~38」

さて、モーセの律法に定められた彼らの清めの期間が過ぎたとき、両親はその子を主に献げるため、エルサレムに連れて行った。

(ルカによる福音書2章22節)

男の子を産んだ母親は、律法によると7日間汚れており、さらに子どもの割礼後も33日間は血の清めのために必要とされていました。そしてその期間は、聖なる場所である神殿に入ることができませんでした。(キリスト教ではそのような決まりはありません)

イエス様の両親は、律法をきちんと守っていたようです。しかしその奉献のときにシメオンが語った預言は、両親を驚かせました。さらに「あなた自身も剣で心を刺し貫かれます」と言われたマリアの心境はどうだったのでしょう。

シメオンに続いて、女預言者アンナが登場します。ルカ福音書ではしばしば、男性と女性とが対になって書かれます。なお旧約聖書で女預言者として紹介されるのは、ミリアム(出15:20)、デボラ(士4:4)、フルダ(王下22:14)、イザヤの妻(イザ8:3)の四人だけです。