日ごとの聖書(2月9日)

本日の通読箇所「使徒言行録8:9~13」

しかし、フィリポが神の国とイエス・キリストの名について福音を告げ知らせるのを人々は信じ、男も女も洗礼を受けた。

(使徒言行録8章12節)

サマリアの町に、シモンという人物がいました。イエス様の弟子である「シモン・ペトロ」とは別人です。サマリアのシモンは、長い間魔術を使って人々を驚かせ、偉大な者だと言われていました。

しかしフィリポが福音を伝えると、人々はそれを信じて洗礼を受けていきます。フィリポによって人々の目が開かれ、魔術ではなく真理を受け入れることができたというのでしょう。魔術による驚きと信仰とは、まったく別のものなのです。

シモン自身も、フィリポから洗礼を受けます。一見すると、シモンは神さまの前に悔い改め、シモンの弟子になったように思えます。しかしそこには、よこしまな心がありました。明日以降の箇所に、その内容が書かれて行きます。