日ごとの聖書(7月11日)

本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙8:18~25」

わたしたちは、このような希望によって救われているのです。見えるものに対する希望は希望ではありません。現に見ているものをだれがなお望むでしょうか。

(ローマの信徒への手紙8章24節)

今日読まれた箇所には、「希望」という言葉が多く出てきます。わたしたちは「希望」というと、何を思い浮かべるでしょうか。卒業するとき、新しい土地に行くとき、結婚するとき、様々な場面でわたしたちは「希望」を胸に抱きます。

しかしパウロのいう「希望」とは、目に見えないものを指します。将来の姿や自分の状況は目に見えるし、想像できるでしょう。しかし聖書のいう「希望」がどのようなものかは、わたしたちには分からないのです。

その「何だかよく分からないもの」に心を向け、待ち望む。雲をつかむような話かもしれませんが、イエス様に出会い、導かれたわたしたちには可能なのだと思います。希望を胸に、日々を過ごしましょう。