日ごとの聖書(12月 16日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書17:1~26」

父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください。彼らもわたしたちの内にいるようにしてください。そうすれば、世は、あなたがわたしをお遣わしになったことを、信じるようになります。

(ヨハネによる福音書17章21節)

3章にわたった長い告別説教のあと、イエス様は天を見上げて祈られました。この祈りを「大祭司の祈り」と呼ぶことがあります。弟子たちや、その後信仰に入る人たちのために、執り成しの祈りをされるのです。

この祈りの中で、「すべての人を一つにしてください」という言葉があります。「一つ」とはまったく同一になるということではなく、すべての人が関わり合うということでしょう。

そのときに、世界は「神の国」と変えられるのではないでしょうか。となりの人との間に壁を作るのではなく、お互いに手を取り合うこと。そのことを願い、イエス様は今もわたしたちのために執り成しの祈りをされているのです。