日ごとの聖書(12月 17日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書18:1~11」

イエスが「わたしである」と言われたとき、彼らは後ずさりして、地に倒れた。

(ヨハネによる福音書18章6節)

イエス様はお祈りを終えると、キドロンの谷の向こうにある園に行かれました。その場所は弟子たちと度々集まっていた場所で、イエス様を裏切るユダもその場所を知っていました。イエス様は逮捕されるために、その場所に向かったのかもしれません。

イエス様はやって来た兵士たちに対し、「誰を捜しているのか」と尋ねます。「ナザレのイエスだ」という彼らの答えに対し、「わたしである」と答えます。旧約聖書で神さまがモーセに対し、「わたしはある」と自分の名を答えられたことを思い起こさせます。

イエス様を捕らえに来た人たちは、その迫力に後ずさりし、地に倒れます。目に見えない不思議な権威に押されたのでしょうか。そしてイエス様はたった一人で、すべての重荷を担っていきます。弟子たちを去らせ、十字架へと向かっていくのです。