本日の通読箇所「使徒言行録21:31~36」
しかし、群衆はあれやこれやと叫び立てていた。千人隊長は、騒々しくて真相をつかむことができないので、パウロを兵営に連れて行くように命じた。
(使徒言行録21章34節)
ユダヤの人々は、パウロを殺そうとします。彼らの怒りは、神殿をパウロが汚したという思い込みから始まり、それが増長して膨れ上がっていきました。「暴動」はそのように起こっていくのです。
しかしローマ兵がやってくると、彼らはパウロを打ち叩くのをやめます。自分たちの手を、血で汚したくないのでしょうか。イエス様が捕らえられたとき、ポンティオ・ピラトに責任を負わせようとした姿と重なり合います。
そして大勢のユダヤの民衆は、「その男を片づけろ」と叫びます。人々がイエス様に対し、「十字架につけろ!」と叫んだ場面が思い起こされます。どうして人は、自分に反する人を排除しようとするのでしょうか。